地元小学校での出張授業を行いました。
2013.3.4
2月26日 京都市伏見区にある京都市立羽束師小学校にて株式会社カンポによる出張授業が行われました。これは、同校で5年生を対象に取り組まれている「環境学習発表会」に向けた授業として同校の依頼を受けて実施されたものです。
同校では、かねてより環境学習の取り組みとして全校で「エコキャップ活動」や「プルタブ回収活動」に取り組まれています。今回の授業では、3R・低炭素社会検定のリーダー資格者が、回収されたキャップやプルタブがどのように生かされているかといった内容について講演を行いました。講演では、リサイクルの具体的な方法やリサイクルして作られた品物を紹介し、エコキャップ活動により発展途上国の子供たちにワクチンを提供していることや、資源をリサイクルするだけでなく、廃棄物として燃焼させる際に発生する二酸化炭素の排出量も削減することができ、児童たちの活動が地球温暖化防止に貢献している点などが詳しく語られました。
参加した児童からは、「プルタブからアルミニウムを精製する方が、ボーキサイト原石から精製するより使用する電気量が少なくなり、地球環境に良いことが分かった」とか、「学校で集めている期間が終わってもエコキャップを個人でカンポに持ち込むことができますか」といった質問が飛び出し、環境に対する児童たちの意識の高さに驚かされました。
また、京都市が実施している「廃食用油回収事業」についても紹介し、実際にバイオディーゼル燃料使用車の排気ガスの臭いをかいだ児童は、「てんぷら油のにおいがする」と驚いていました。
3月4日 「環境学習発表会」が行われ、株式会社カンポが同校の環境活動に対する感謝状と新衛生除菌消臭剤「カンファスイ」を贈呈しました。発表会では児童から積極的に質問の手があがり、「資源の活用が発展途上国の子どもたちを救済したり、衛生水に替えられたりするのを知り、自分たちの取組みが社会に役立っていることを知りました」との意見が出されました。贈呈された「カンファスイ」は、近隣の福祉施設に寄贈されるとのことです。